私は普段ジムで筋トレとランニングorウォーキングをしています。その時、ポリエステル製のシャツと、コットン(綿)シャツの両方を着ているのですが、その時に感じた点や、果たしてどちらがおすすめなのか?について、以下にまとめてみました。
ちなみに私はコットンのシャツに関しては、最初は私服の使用目的で購入後、首元が伸びて来たり、色褪せが目立ってくれば、ジムトレシャツに転用して使用しています。
ポリエステルについて
特徴は?
ポリエステルは、1941年にイギリスのキャリコプリンターズ社がテリレンとして発表、1953年にアメリカのデュポン社が特許を取得し工業化、1958年から生産開始された化学製品です。
経済的にも非常に優れた化学製品で、軽くて加工もしやすい為に、ペットボトルや手術時の縫合糸にも、広く使用されています。
さらに強度や耐熱性や染色性にも優れている為に、衣料用繊維にも多く使用されています。
メリット
ポリエステルのメリットは以下の通りです。
・伸縮性
・光沢感がある
・しわになりにくい
・吸水性や吸湿性が低い
・カビや湿気にも強い
・速乾性がある
・洗濯もしやすい
・型崩れしにくい
デメリット
その一方で、ポリエステルのデメリットは以下の通りです。
・毛玉ができやすい
・蒸れやすい
・燃えやすい
・色移りしやすい
また最近は、伸縮性や強度の点から、ウールではなく、ポリエステル製のニットやセーターも数多く出ています。
また、吸水性や吸湿性が低いメリットがある反面、コットンのように生地が汗を吸ってくれないので、服の中で蒸れやすいと言った欠点もあります。
その他、化学繊維の宿命でもある"燃えやすい"。その他ポリエステルの素材は、色移りしやすいと言った、デメリットもありますので、長期保管する場合は、一度クリーニングに出して、ビニールから出さずに保管するのがおすすめです。
コットンについて
特徴は?
コットン(綿)は、ワタの種子から紡いだ繊維です。
日本には799年に、三河の国に漂着したインド人によってもたらされたと言われています。
その後、16世紀の戦国時代後期から、全国的に綿の栽培が盛んになり、江戸時代になると一気に栽培が拡大して、特に大阪近郊での栽培が盛んになりました。
さらに明治以降には、国策によって綿布の栽培が強化され、1930年代には、綿布の輸出量が世界一になった事もあります。
しかしその後は、安い綿布が、日本に入ってくるようになり、日本の綿の栽培は衰退して行きました。
メリット
コットンのメリットは以下の通りです。
・水に強い
・洗濯しやすい
・肌触り/手触りがよい
・染色しやすい
コットンのメリットは、何よりも"吸水性が高い"事です。
さらに水にも強いので、洗濯もしやすく、その証拠に、タオルのように何十回と洗って、繰り返して使う事が出来ます。
またコットンは、化学繊維では体感する事が出来ない、"自然な肌触りの良さ"から、じかに肌に当たるTシャツや下着に、コットンが多く使用されている理由の1つです。
デメリット
次にコットンのデメリットは、以下の通りです。
・毛羽立ちしやすい(毛玉ができやすい)
・しわになりやすい
これは、コットンのメリットでもある、水に強い性質=つまり水分を吸収しやすいので、その分乾いた時に、縮みやすくなるのと、何回も洗濯を繰り返す事で、繊維の摩擦や静電気によって、毛羽立ちやすくなると言ったデメリットがあります。
ただこれは服や下着を洗う特性上、コットンに限った事ではないので、仕方がないです。
(ウールでも毛羽立ちや、毛玉が出来やすいです。)
その他、私のコットン100%のTシャツをご覧頂いてもわかる通り、しわになりやすいのも少し気になりました。
実際に着て筋トレやランニングマシーンをしてみた感想
実際にポリエステルと、コットン100%のTシャツを着て、ジムで筋トレや、ランニングマシーンを使って走ったりした時の私の感想です。
ポリエステルの評価
やはりポリエステルは吸水性・吸湿性が低いので、汗をかいても生地が水分を吸わないので、肌触りが"さらぁっ"として気持ちがいいです。
その分、肌上は汗をかいて熱が服内でこもった状態になってはいますが、いかんせん、ジムの室内はクーラーが効いているので、苦にはなりません。
(更衣室で筋トレ後に着替えた時も、さらぁっとした質感のままです!)
コットン100%の評価
一方のコットン100%のTシャツは、ポリエステルとは違って、汗の吸水性が高いので、かいた汗がそのままシャツが吸い取って汗染みが、背中や脇や胸の部分にべっとりとついて、肌にもまとわりついた状態になります!
まとめ
以上の通り、やはりジムで筋トレや運動をする際は、
その一方で、コットン100%のTシャツは、汗染みがべっとりと肌にまとわりついて、不快感がこの上なく、ジムトレシャツとしては不向きですが、私服として着る分には、風合いや肌触りの面で、最高にいいと思います。
メンズファッション執事
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